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男性の頭髪が失われる原因として、かなりの割合を占めるのがAGA(エージーエー)というものです。
テレビやCMでも、このAGAが取り上げられる機会は多くなっていますが、それだけ、薄毛と密接な関係にあります。

このAGAは、比較的、発症するリスクが高く、実際に、このせいで薄毛や抜け毛で多くの方が悩んでいるのが現状です。
家系に薄毛の人がいれば、それはリスクが高いといえるので、今は問題なくても注意した方がいいでしょう。

現在、AGAが発症するメカニズムや治療方法は明らかになってきており、治すことも可能です。
今、薄毛や抜け毛で悩んでいる方も、将来が心配な方も、ここで、AGAについてしっかりと確認しておくことにしましょう。

AGAとは一体何か

AGA(エージーエー)は日本語では、男性型脱毛症と言われるものです。
これは、男性ホルモンの一種が頭髪の生え変わり周期などに密接に関係している為に名付けられました。
男性型、という事で、男性に見られるタイプの薄毛の症状となります。

AGAの特徴としては、全体的に薄くなっていくのではなく、部分的に完全に頭髪が失われ、その範囲が広がっていく点です。
典型的なのが、額がM字型に後退していくものです。
額の生え際からM字型に髪が後退していき、やがて、今度は頭頂部も失われるケースが多くなっています。
40代、50代の男性で、こういったような毛髪の減り方をしている方を、見かけた経験も有るのではないでしょうか。

このAGAは、進行するタイプの脱毛症です。
最初は生え際、こめかみだけでも、やがて、額のM字と頭頂部のO型の部分が繋がってしまいます。
最終的には、頭の大部分の毛髪が失われ、周囲に残るだけとなりますが、こうなると治療も難しいでしょう。
できるだけ早い段階で、治療を考えておいたほうが、治療費もかかりませんし効果も出やすいものです。

AGAの初期症状は、個人差にもよりますが、早ければ10代からでも現れてきます。
多いパターンは若年性では20代から30代で、壮年性脱毛症として40代や50代から発症が始まるケースも少なくは有りません。
これらの世代は体質の変化や環境の変化が起こりやすく、色々な危険因子が同時に存在することが、発症の引き金になってきます。

ここで、早めに気づくにはどうしたら良いか、と言うことを考えてみましょう。
まず、生え際やこめかみあたりの抜け毛が気になってきますが、これに先駆ける症状もあります。
髪のハリがなくなってきたり、細くなってきたと言う、髪質の変化です。
髪質の変化は色々あり、癖毛になるケースも有るようですが、これらの変化が見られた時には、注意しておいたほうが良いでしょう。

また、抜け毛についてもチェックしておきたいものです。
AGAが発症している場合には、抜ける量も増えてきますが、抜けている毛が細く、まだ成長途中のような弱々しいものがまざり始めます。
これは、髪の生え変わりサイクルが破綻しているためで、新しく生え始めた髪が、充分に太く、長くならずに抜け落ちてしまっているわけです。
こう言った、細く、伸び切らないうちに抜ける毛が増えてくれば、AGAの心配が大きくなります。

過去には、頭の皮脂との関係が示唆されることも多かったのですが、これは、AGAが脂漏性皮膚炎と併発しやすい点にあるようです。
現在では、皮脂とAGAの関係は見直されており、皮脂のせいでAGAになることは、ないとされることが多くなっています。
抜け毛とともに、頭皮の脂が気になりだしたと言う時には、脂漏性皮膚炎も疑った方が良いかも知れません。

AGAは、他の病気と併発したり、情報が錯乱している部分もありますので、雑多な情報に惑わされないよう、気をつけたいものです。

AGAの原因として考えられるもの

AGA(エージーエー)は男性ホルモンが密接に関係している脱毛症です。
その原因は、ジヒドロテストステロンという、男性ホルモンの一種にあるとされています。

このジヒドロテストステロンは、性的な機能に対しての役割と同時に、毛髪の成長についても、深い関係をもっているホルモンです。
このジヒドロテストステロンを持っている量が多いほど、AGAを発症するリスクが高くなると考えられています。
つまり、予防にしろ治療にしろ、このジヒドロテストステロンと上手に付き合っていくことが大切となってくるわけです。

ジヒドロテストステロンは弊害が大きく、悪玉男性ホルモンと言われることもあります。
治療では、これを減らしていくことが大切になりますが、逆に言えば、このジヒドロテストステロンが増えている時にはAGAが発症する可能性が高まるわけです。
どのような時に、ジヒドロテストステロンが増加するのかについて、見ていきましょう。

まず、このジヒドロテストステロンは、遊離テストステロンが5αリダクターゼによって生成されるホルモンです。
この5αリダクターゼの量や、ジヒドロテストステロンの生成の多さについては、遺伝的な関係があると考えられています。
つまり、先祖から引き継いた体質によって、このホルモンの生成量が遺伝的に高い方が居るというわけで、その場合には生まれつき、AGAのリスクが高いということになります。

ジヒドロテストステロンが、髪の生え変わり周期に悪影響を及ぼすことが、AGAの原因です。
髪の成長が阻害され、まだ、成長中なのに抜けたりします。
毛根も弱々しく、ちょっとした刺激で抜けるようになり、最後は発毛メカニズムが壊れ、髪が生えなくなってしまうのです。

先天的に、このジヒドロテストステロンを生成しやすい場合にはリスクが高くなります。
これに加えて、後天的なリスクも原因として考えられているので、確認しておきましょう。
後天的なリスクは、主に生活習慣によるものです。

生活習慣でリスクが高くなるものと言えば、代表的なものがストレスになります。
ストレスはテストステロンの分泌量を低下させると考えられていますが、逆に、ジヒドロテストステロンの分泌はかなり増やしてしまうのです。
強いストレスを感じていると、抜け毛が多くなるというのは気のせいでも俗説でもなく、身体のメカニズムに基づくものと言えるでしょう。

また、食生活の乱れも良くありません。医食同源と言いますが、食べ物も、ジヒドロテストステロンの抑制に大切な役割を持ちます。
これが逆に、栄養バランスが偏っていたり、食生活が不規則だったりすると、良く無いわけです。

生活習慣では、運動不足も要素の一つとして考えられます。
運動は体の血行を良くし、老廃物を輩出したりするのにも役立ってくれるものです。
これが、不足しているという時にも、AGAのリスクを高める可能性が出てきます。

このように、先天的にAGAになりやすいかどうかが遺伝レベルで決まり、それに追加する形で、生活習慣などの原因によっても、左右されるわけです。
生活習慣の見直しで回避できる場合もあれば、遺伝子レベルで発症は避けがたい方もおられます。
この辺りは、個人差となって来ますので、メディカルチェックで明確にするのも悪くないでしょう。

AGAは完治する?治療の終わりは

AGA(エージーエー)によって毛髪が失われている時、気になるのは毛髪を取り戻せるのかどうか、そして、どこまで元に戻るのかという点ではないでしょうか。
この、完治するかどうかを確認するには、まずはAGAの治療方法について確認しておくほうが良いでしょう。

AGAは現在、薬品を用いての治療が一般的となっています。
内服薬を継続摂取し、外用薬を併せて用いていくパターンが多くなっているはずです。
この、内服薬と外用薬の併用は効果が確認された手法で、一般的に幅広く取り入れられています。

効果が現れてくるのには個人差があり、進行状況や体質に応じても、効果の違いは大きくなるものです。
AGA治療薬は即効性はないので、数カ月掛かって効果が現れ始め、その効果を維持するには、やはり、継続していく必要があります。
ジヒドロテストステロンの生成を薬品で抑止していくわけですから、これをやめると、当然のように、進行が再開されます。

つまり、髪が戻っても、治療を継続していくことも大切なので、この点で完治ということは難しくなるでしょう。
ただし、完治は無理でも、進行を抑えたり、髪のボリュームを取り戻していくことは目指していけますから、治療費との兼ね合いを考えてみるのは悪くはないでしょう。

現状、治療するからには完治を目指したいものですが、これは、なかなか難しいものがあります。
AGAでは、ジヒドロテストステロンによって髪の毛が生えるメカニズムが破壊されています。
この為、問題となっているジヒドロテストステロンを抑制して、毛髪が生えるように働きかけたとしても、すでに、完膚なきまでに破壊されている部分は、毛髪が戻ってこない可能性があります。
生え際やこめかみ付近は毛が戻らない可能性も考えられるわけです。

ただ、何もしなければ今以上に頭髪が失われていくだけ、と言うことには代わりは無いでしょう。
生活習慣の見直しなどで進行が止まっている場合は様子を見ても大丈夫かもしれませんが、やはり、将来的には進行が再び始まるリスクはあります。

AGAでは、進行が進むほど、治療は難しくなってきますから、早めの段階で治療を始めれば、それだけ、元通りの状態に近づきやすくなるでしょう。
完治とまでは行かなくても、かなり、良い状態の頭髪を長く保てる可能性は高くなるはずです。
少し、生え際が気になっている程度ならば、ほとんど以前と変わらないレベルまで治療を考えられるでしょう。

治療に終わりがない、となると気が重いかもしれませんが、髪の量を維持しておけば、将来、今よりもいい治療が発明された時に有利になるかもしれません。
また、定年後や高齢になった時には、スキンヘッドも珍しくはなくなりますから、とりあえず、職についている間だけ治療して、髪の毛を保っておくのもありでは無いでしょうか。
最終的には、それぞれの考え方次第かも知れません。

AGA治療、保険は効くの?

AGA(エージーエー)は病院やクリニックで治療を受けられます。
男性型脱毛症ということで、立派な疾患として扱われているわけです。
ここで、治療の際には気になる治療費ですが、いくらぐらい掛かるのか、そして、保険は適用されるのかについて、確認しておくことにしましょう。

病気になったり、怪我を負ったりした際、普通は病院で診察を受けると、治療費は健康保険でカバーされます。
この為、3割負担などの治療費で、診察を受けられるのですが、残念ながら、AGAは保険適用がありません。
このため、自由診療ということになります。

保険診療と自由診療について、もう少し細かく説明しますと、両者の違いは保険が適用されるかどうかだけではありません。
保険診療はすべての患者さんにとって公平な医療サービスを提供するために、同じ治療内容ならば、費用も統一されています。
逆に、自由診療の場合には自由に治療費を設定できるので、同じ治療でも、料金は色々です。

AGAは自由診療ですから、薬代にしても医療機関、クリニック毎に色々な価格設定があり、いくらぐらいになるかは、それぞれの料金設定を確認するのが確実でしょう。
ただ、やはり、同じ治療や薬品で何十倍も価格が変わってくるということは、暴利行為と言えるので、似たような料金設定を行っているケースも多いかと思います。

実際にAGA治療費はいくらくらいか見てみますと、まず、処方される薬や検査の有無にもよりますが、ひと月あたり5,000円から15,000円程度のケースが多いようです。
もちろん、個人差によって薬も違ってきますし、効く治療のの内容も変わってくるので、費用は異なってきます。

カウンセリングは無料で、初回受診料も無料に設定されているケースも見当たります。
こういった部分で費用がかからないので、気軽に始めていくことが可能でしょう。
短時間で、診療を終えられるクリニックも多く、継続もしやすくなっています。

これに加えて、HARG治療法やサプリメントを組み合わせることで、費用も変わって来るので、これについては、病院やクリニックとの相談になるでしょう。
病院、クリニック毎にオリジナルの治療方法や治療薬、サプリメントを用意しているので、最終的にいくらになるかは、自身のニーズと必要な治療内容によって異なってきます。

この様に、自由診療では料金設定が多彩で、各病院やクリニックが、それぞれに最適と考える方法を自由に行えるのが長所です。
予算やニーズに応じて、多彩な治療方法を選んでいくことが可能となります。

加えて、自由診療ではもう一つメリットが有るので、確認しておきましょう。それは、保険診療と違い、家族や会社にバレにくいという点です。
こっそり通って治療したい時には、大きなメリットになるわけです。保険診察で保険証を提出すると、履歴が残るのでバレてしまいます。

この様に、AGA治療は保険は非適用ですが、その為にメリットもあります。
いくら位になるか、病院やクリニックの料金を具体的に調べてみて、検討してみては如何でしょうか。