2018.04.03更新

女性のAGA(FAGA)治療費は男性よりも高額?

FAGAは「女性男性型脱毛症」という40~50歳代の更年期の女性に多い薄毛の症状で、女性のAGAとも呼ばれています。
FAGAとAGAは同じ「男性型脱毛症」という名前がついている通り発症する原理は同じなのですが、発症する時期や薄毛の進行の仕方など多くの違いが見られ治療方法も基本的には異なります。

AGAとFAGAの原因は「男性ホルモン」と「遺伝」です。
男性ホルモンの一種である「ジヒドロテストステロン」が増えすぎることで薄毛が進行します。
しかし女性の場合もともと男性ホルモンの量が男性の20分の1程と少なく、逆に髪を育てる働きがある女性ホルモンの「エストロゲン」が豊富であるため、そもそも女性は男性に比べ薄毛になりにくいといえます。
FAGAはジヒドロテストステロンが増えるというよりも、エストロゲンの分泌量が加齢やそのほか何らかの影響で減少することで発症するのです。

長い間加齢による薄毛は治せないものと思われていました。
しかし、薄毛の原因やそのメカニズムは少しずつ解明されており、今では薄毛のほとんどが医療機関での治療によって改善することができます。
FAGAの治療は専門のクリニックのほか、皮膚科や内科で行っているところがあります。
また、最近は美容系のクリニックの多くがFAGA治療に取り組んでおり、その選択肢は広がっています。
しかし男性のAGAに比べるとまだまだ数は少ないのが現状です。そのため価格もAGAに比べFAGAの治療費のほうが高くなるケースが多いといえます。

FAGAは保険適応外のため、その他の治療と比べるとどうしても費用は高額になります。
自由診療であるためクリニックによって治療費にはバラつきがありますが、診察に約5000円程度かかることが多く、そこに検査費用や処方薬の費用がかかります。
FAGAの治療は投薬治療が一般的で、処方される薬の種類にもよりますが価格は1か月分で約15,000円程度であることが多いです。

女性のAGAは男性よりショックロスを起こしやすい

FAGAのクリニックで「植毛」を導入しているところもあります。植毛とは、髪の薄い部分に移植手術をすることで頭髪を増やす施術です。
毛根は一度死滅すると二度と再生することがありません。そのため、髪が全く生えなくなってしまった部分は育毛剤や投薬治療では改善できないのです。

植毛はそういった場合に有益といえます。しかも植毛手術によって増えた髪は、FAGAによって脱毛することはほとんどありません。
ただ植毛にはリスクもあり、その一つが「ショックロス」といわれるものです。
ショックロスとは、植毛手術によって一時期的、または永久的に脱毛が起こる現象をいいます。
ショックロスは植毛手術をすると必ず起こるというものではなく、その発生率は約2割程度といわれています。

ショックロスが起こる原因はまだはっきりとは解明されていないのですが、もともとの体質や手術の際に行う局所麻酔による影響と考えられています。
ほとんどの場合は一時的に抜けてしまうだけで、半年から1年程度で髪が生え揃い、密度は回復します。

そして、ショックロスは男性よりも女性のほうが起こしやすいです。
これはどのクリニックでも報告されている事実で、女性の体質によるものと考えられています。
たとえ一時的なものであるとはいえ髪が抜けてしまうのは精神的に辛いことですし、このまま生えてこないかもしれないと不安も募ります。
しかし、ショックロスはAGA治療に使われている内服薬などである程度予防することができます。

そして何より重要なのは、確かな技術を持ち合わせた医師に手術をお願いすることです。
植毛を考えているならショックロスのリスクについて理解し、信頼できるドクターを見つけることが大切です。。